映画の感想とボヤき

人生迷走中の独身女が映画をみて感想を言ったり、感じたことをただ赤裸々に書き記すだけのブログ。ネタバレ全開なので注意。

鍵泥棒のメソッド 感想

嫌いじゃない 序盤でいきなり殺しのシーンだったのでもしかして割とそういうシーン多いかな?と思ったけど懸念したようなエログロがなくて観やすかった

 

コンドウのあの丁寧さ几帳面さは見習いたいと思ったし私が完全に主人公側の人間なので強いて言うなら主人公のクズさにイラついた(似ているので)

「結婚は恋愛をしなくたってできる」というのはめちゃくちゃ理解できる上で、それでも「キュインキュイン」としてしまう出来事が突如として転がってくる何気ない「日常」の話のように感じた

 

「「結婚」を意識したとたんに胸はときめかなくなる」とヒロインの姉が言う。

別に大して恋愛をしたことあるわけじゃないけど、本当にその通りだと思う。恋愛に”生活”や”人生”を加えただけで、ふわふわとした世界は一気に現実味を帯びる。

結婚は生きることであり、共同戦線できる戦友を探さなくてはならないのだから、「結婚」に比重をおくのであれば、”ときめき”など必要なく、そして恋愛感情というものは、数年経てば落ち着いてしまうんだから。と、私は思っている人間なので、こういう物語を見ると、素直に「素敵だな」「ズルいな」と感じます。

 


そして何かと叩かれがちな邦画だけどやっぱり私はわりと好きだなぁと感じた そんなにみてるわけじゃないけど、多分「ダメ」とされている部分が「ダメ」として「好き」なんじゃないかなと思った。言葉にするのは難しいけど。いわゆるダサさとかテンプレ感とか、ダメだからこそ「出た!」ってなるのが嫌じゃないのかもしれない。