映画の感想とボヤき

人生迷走中の独身女が映画をみて感想を言ったり、感じたことをただ赤裸々に書き記すだけのブログ。ネタバレ全開なので注意。

ぼくのエリ 200歳の少女[Let the Right One In] 感想

あの素朴で美しい雪の街並みみたいに綺麗だけどどこか…孤独で寂しい…


人ならざるものと人間が寄り添う物語において必ずしも「代償」っていうのは付きまとうし、故に後味として切なさが残るよなぁと…


オスカーが将来的にあの血を集めていた男のようになってしまうかもしれないし、ならないかもしれないし…ふたりの行く末はわからないけど、でも少なくともオスカーはいつか寿命を終えてエリを置いていってしまうんだなあ 殺さずには生きられない 「入れ」がないと部屋にすら入れない 暖かい太陽の光も浴びれない。

エリは少なくとも進んで人間の血を飲みたがってるようには思えなかったし、血を吸った後殺さない人間の末路を描いたことによって、それを回避するために全員殺しているようにも思えた。心のある怪物は、何を思って生きるんだろうか。計り知れない。

 

そんな存在がこの人間の世界で長く生きていく事のままならさの中で出会えた希望のようなもので、オスカーにとってもまた初めて見つけた自分の居場所だったのかなあ 切ないなぁ~~~~


あとPG12すらわりとキツいな とくに血を抜き取ろうとしてるシーンとか普通にウインドウさげてヘッドフォン外しちまったよ 血はキツイ