映画の感想とボヤき

人生迷走中の独身女が映画をみて感想を言ったり、感じたことをただ赤裸々に書き記すだけのブログ。ネタバレ全開なので注意。

トゥルーマン・ショー[The Truman Show] 感想

いや~~~~~~~~~~~~~~~~おもしろかった 

とても斬新で大掛かりで、映画としてメタ的な設定でしたね。ジム・キャリーは数少ない名前を覚えている好きな俳優さんなんですが、コミックのような明るい表情のイメージが強いからこそ、切ないような、思いつめたような表情のギャップに胸が苦しめられます。


この世界の人たちは今まで何も思わず"コンテンツ"として彼の人生を消費していたことになにも疑問に思わなかったのかよ!道徳感~!と思わずにはいられませんが、まあでも確かに自分もテレビでドキュメンタリーを観たりしますが、そこに本当にリアリティを感じるかと言われると確かに…。


死んだはずの父がホームレスとして目の前に現れてから、自分の周囲、生活、人々に疑問を抱き始めてからの気付いて欲しいような気付くのが恐ろしいような…、しかしトゥルーマンももちろん彼の人生に深く関わるキャスト人の人生もまた"コンテンツ"として消費されていて、冒頭でやりがいを語っていたけど、奥さんとかもう…。彼女も騙す側であれどひとりの人間なんですね。意図的にトラウマを植えつけるとか、筋書き通りにするために予定外の人間を静かに消す様子は…確かにある意味で、自分の息子の人生を守っている親のような気持ちになってしまうのかもしれませんね。